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【浅葱】
「だけど、わかっているね」
【イオン】
「あっ……」
気付いた時には、浅葱の長い腕が俺を絡め取っていた。
そのまま広い胸に抱きこまれて、慣れた浅葱の香りに包まれる。
【浅葱】
「頑張るのはいいが、私との夜がおろそかになるほど無理はしないこと」
【イオン】
「なっ……」
当たり前のように唇を奪われる。
次の瞬間には濡れた舌が唇を割り、ピチャリと音を立てて、俺の舌を絡め取っていた。
【イオン】
「んっ……んんっ……」
呼吸さえままならない深いキスに、鼻から甘えた吐息が零れる。
酩酊しそうなキス――
飲み込まされる唾液は、まるでアルコールのように身体を熱くさせる。
気付けば、自分から舌を絡ませていた。
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